Higgsfield AI Influencer とは
メニューを選ぶだけで、架空の人物を作れる機能
性別・体型・髪型・顔のパーツなどをメニューから選ぶと、顔のアップと全身が1枚に並んだキャラシートができます。作ったキャラは Genjutsu で動かして、好きな動画の出演者にできます。
01できること
① 架空の人物を作る
メニューを選ぶだけで、実在しない人物のキャラシートができます。同じ設定でも、シード(乱数)を変えると別の顔になります。
② 画像を参照にキャラ化する
参照画像を1枚渡すと、その人物やキャラに寄せたシートを作れます。今回はアニメの原作画像から、性別を入れ替えた実写キャラを作りました。
③ Genjutsu で動かす
作ったキャラを動画に出演させます。Motion Transfer は動きをまねて撮り直し、Object Swap は元の映像のまま人物だけを差し替えます。
02Web の画面(UI)と MCP 連携の違い
特徴の選択は UI でも MCP でも同じようにできます。違うのはその他の項目で、自由入力のプロンプト・参照画像・シードは UI では指定できず、MCP 連携(Claude などの AI から操作)でだけ使えます。
| 項目 | 内容 | UI | MCP |
|---|---|---|---|
| 特徴の選択 | 性別・体型・髪型など 18項目(下の一覧) | ○ | ○ |
| 振り切り度(Tier) | Average/Bold/Extreme。上の段階ほど選べる特徴が増える | ○ | ○ |
| シャッフル | 選ばなかった項目をランダムで埋める | ○ | ○ |
| 自由入力のプロンプト(brief) | 最大4,000文字。メニューにない見た目を文章で指定できる | ✕ | ○ |
| 参照画像 | 1枚まで。その人物・キャラに寄せて作る | ✕ | ○ |
| シード(乱数) | 1〜1,000,000。同じ値で同じ結果を再現しやすい | ✕ | ○ |
メニューには「緑の肌」「頭を覆う殻」「触角」「尻尾」といった選択肢はありません。性別反転タブのメルエムは、参照画像+特徴の選択(女性・スキンヘッドなど)に加えて、次のプロンプトを書いたことで作れました。
03選べる特徴の一覧(18項目・170種)
MCP から取得した、AI Influencer で選べる特徴の全リストです。項目名と選択肢は画面の英語表記のままです。通常はどの Tier でも、Bold+は Bold と Extreme で、Extremeは Extreme だけで選べます。
※ UI の項目は Web 画面を目視で確認した内容、MCP の項目は Higgsfield MCP のツール定義(2026-10-05 時点)から取得しました。
1本の元動画 × 6人のAIインフルエンサー
メニューから選ぶだけで架空の人物を作れる AI Influencer と、元動画の人物だけを入れ替える Genjutsu を組み合わせました。同じ元動画を6人それぞれに演じさせると、使い道がひと目で分かります。
STEP 1AI Influencer で作ったキャラ(6人)
性別・体型・髪・顔パーツなどをメニューで選び、短い設定文を足しただけで作ったキャラシートです。Tier は Average(リアル)/Bold(個性派)/Extreme(振り切り)の3段階。
採用しなかったもう1案(同じ設定・別シード)
パターン A広告の出演者を入れ替える / 2つのモードの違い
同じ飲料CMの元動画を、6人それぞれでGenjutsuにかけました。上の段は Motion Transfer(動き転写)、下の段は Object Swap(人物の置き換え)。
Motion はキャラと動きで撮り直すので、背景・バッグ・缶まで作り直されます。Swap は元の映像のまま人物だけ差し替えるので、街並みもラベル付きの缶もそのまま残ります。広告の出演者替えには Swap が向いています。
パターン B映画・MVの主演を入れ替える
美術館を走り抜けて扉を開けるシネマティックなワンカットを、6人に演じさせました。カメラが傾くワープ演出でも、顔と衣装が保たれます。
パターン C自分で作った動画 → 6人のインフルエンサーに
元動画も AI で作れます。Seedance 2.5 で「下北沢の路地で手を振ってピースする女性」の縦型動画を作り、それを6人に演じさせました。下の段は Object Swap で、自作した街並みをそのまま残して人物だけ差し替えた例です。
パターン Dエフェクトはそのまま、人物だけ差し替え
砂が弾けて分身するファッション動画を Object Swap にかけました。砂の演出や分身はそのままで、踊っている人物だけが別人になります。
HUNTER×HUNTER 性別反転・実写版
メルエムとコムギの最期
原作の名シーンを、性別だけを入れ替えた実写キャラで再現しました。キャラは AI Influencer、各ショットの1コマ目は GPT Image 2.5 Sunburst、 声は ElevenLabs v4(コムギ=Harutaの声)。映像は Seedance 2.5 に1コマ目と v4 の声を参照として渡し、「この音声を使って動画を作る」と指示して、声入りのまま生成しました。
完成完成動画
作り方
- AI Influencer:原作画像を参照にキャラシート
- GPT Image 2.5 Sunburst:服・眉の補正と、各ショットの1コマ目
- ElevenLabs v4:コムギ=Harutaの声、メルエム=Akari。感情タグで「嬉し泣き」「だんだん弱る」を指示
- Seedance 2.5:1コマ目+v4の声を参照に、声入りで4ショットを生成(口パク/心の声は唇を閉じたまま)
編集(ローカル・0cr)
ffmpeg で結合。318話の黒ベタは黒画面+v4の声+縦書き(メルエム右・コムギ左)。心の声は〈 〉の字幕。駒の音のみ合成、BGMなし。
予告映画『ネムネムと春太』予告CM
今回のシーンを映画の一場面に見立てた、約19秒の予告CM。盲目の棋士・春太と、一週間眠らずに打ち続ける謎の棋士・ネムネムの出会いを、パロディ調で描きました。
作り方
- Seedance 2.5:キャラシート+石室の1コマ目を参照に3ショット(各5秒・720p)
- 春太の「…そこ、二歩です。」は、Harutaの声(ElevenLabs v4)を参照にし、声入りのまま生成
- ナレーション:ElevenLabs v4(映画予告向けの低い声)を後から当てる
- 3ショットのプロンプト:
- タイトルと煽り文字は ffmpeg で合成
01選んだ名シーンと理由
シーン
メルエムとコムギの最期
原作30巻 317〜318話/2011年版アニメ 第135話「コノヒ×ト×コノシュンカン」
毒に侵された蟻の王メルエムが、最期の時間を盲目の軍儀の天才コムギと過ごす。毒がうつると知りながら、コムギはそばを離れない。
この場面を選んだ理由
- 20秒で成立する:2人がほぼ動かず、台詞の掛け合いで進む
- 原作ファンが一瞬で分かる:軍儀盤・目を閉じたコムギ・抱きかかえる最期の絵。名シーン投票でも常に上位
- 性別反転が映える:女性のメルエム × 男性のコムギ。原作で女性のコムギが男性になるので、Harutaの声をコムギに当てられる
- AIで再現しやすい:巨大オーラや破壊が要らない。318話の「真っ黒なコマに台詞だけ」が続く演出は、黒画面で原作どおりに再現できる
ほかの候補:ネテロVS王(百式観音)、ゴンさん化、クラピカVSウボォーギン、キルアの針抜き、「おそろしく速い手刀」
02台本(ショット構成とセリフ)
メルエムの台詞のうち「余は」「この瞬間のために」は、原作では吹き出しが〈 〉の心の声です。コムギの台詞をはさむ形で重なるので、メルエムは口を動かしません。原作で4回くり返す「コムギ…いるか…?」は、1往復だけでは反復の意味が出ないため外し、本命の「名前を呼んでくれないか」→「おやすみなさい」に時間を使いました。
| ショット | 秒 | 映像 | 話者 | セリフ |
|---|---|---|---|---|
| S1 | 0.0–4.1 | 2ショット。メルエムが手前、軍儀盤を挟んで奥にコムギ。駒を置く音 | メルエム(心の声) | 〈…そうか 余は…〉 |
| S2 | 4.1–9.5 | コムギのアップ。目は閉じたまま、感極まった嬉し泣き | コムギ | 「ワダすは きっと…この日のために生まれて来ますた…!」 |
| S3 | 9.5–14.1 | メルエムのアップ。毒で衰弱、口は閉じたまま、ゆっくり微笑む | メルエム(心の声) | 〈この瞬間のために 生まれて来たのだ…!!〉 |
| S4 | 14.1–22.4 | 黒画面に縦書きの字幕だけ(318話の黒ベタの再現)。メルエムの台詞は右、コムギは左。音は声だけ | メルエム/コムギ | 「最後に……」「はい…?」 「名前を… 呼んでくれないか…?」 |
| S5 | 22.4–27.4 | 黒からフェードイン。コムギがメルエムを膝に抱き、初めて目を開けて見下ろす。BGMなし、声だけ | コムギ | 「おやすみなさい… ネムネム…」 |
03キャラシート(元キャラとの対応)
Webで探した原作画像をそのまま AI Influencer の参照画像にして作ったシートを採用しました。服装は AI Influencer だけでは原作どおりにならなかったので、GPT Image 2.5 Sunburst で服と眉を直した全身画像を作り、キーフレームの参照に使っています。
試したほかのシート(各4案)と、GPT Imageで作った実写参照
04キーフレーム(GPT Image 2.5 Sunburst)
各ショットの1コマ目です。2人のキャラシートと補正画像を参照に入れて作りました。原作ファン目線のレビューで、S1(盤が軍儀に見えない)と S2(号泣だと意味が逆になる)は作り直しています。
05Seedance 2.5 で動かしたショット
キーフレームを1コマ目にし、ElevenLabs v4 の声を音声参照(audio_references)に入れて、「この音声を使って動画を作る」と指示しました(720p)。声はそのまま動画に入って出力されます。口パクのショットは声に合わせて口が動き、心の声のショットは唇を閉じたまま表情だけが動きます。再生すると音が出ます。
06ElevenLabs で作った声(v4 と最初の版を聴き比べ)
コムギは Harutaのプロ声クローン(Haruta PVC・日本語)、女性メルエムは日本語ネイティブの Akari。左が新しく作って完成動画に採用した Eleven v4(感情タグで「嬉し泣き」「だんだん弱っていく」などを指示)、右が最初に作った Multilingual v2 版です。訛りの「ワダす」「〜ますた」が標準語に直されないよう、かなで入力しています。ElevenLabs は Higgsfield のクレジットを使いません。